1.Love,too Death,too
作詞:新藤晴一
作曲:ak.homma
Love,too Death,too そこに美しい終わりがあるから
流した涙で人は思い出 繋ぎ止められる
まどろみの中で見た幸せな夢は
温もりだけを残し すぐに消えてゆく
そんな風にただ静かに去って行きたい
白々と惨めに覚めていくより
※Love,too Death,too そこに美しい終わりがあるから
流した涙で人は思い出 繋ぎ止めてる
Love,too Death,too 小さく紙に落としたピリオドから
愛した人よ そこに残した想いを見つけて※
一輪として名も無い花などなくて
色とりどりの名前に誇らしく咲く
星だって鳥だって たとえ僕が知らなくても
恋だって そう あなたが気付かなくても
Life,too Day,too 続く時間の意味こそ知りたいのに
自分のキャンバスに色をつけるのさえ躊躇って
Life,too Day,too まるで意気地のない僕を笑うかい?
愛した心 それまでも無駄なんて言わないで
あなたが幸せならばそれで良いと言いたい
砂のように指の間を落ちてく
何もかも知るには儚き人の命
(※くり返し)
2.ROLL
作詞:岡野昭仁
作曲:岡野昭仁
めぐりめぐる君を辿る 僕の探す すべてになった
剥がれ落ちる心が知ってた 愛してる
この空の下でふたり ゆらりゆらり
また風に吹かれ身を寄せ合ってゆく
大きな時の流れの中で僕は何を手にしたんだろう
芽を摘み集め咲かせたものをすぐに枯らせてしまう
雲は風に流され何処かで消える
あるがままで生きようとするあまりそれさえも見えない
めぐりめぐる君を辿る 僕の探す すべてになった
剥がれ落ちる心が知ってた 愛してる
この空の下でふたり ゆらりゆらり
また風に吹かれ身を寄せ合ってゆく
独りよがりの愛情は君に届かずに彷徨った
分かり合えるはずの君が遠くて
強くうねる行き場のないこの苛立ちだけ投げた
めぐりめぐる僕は迷う 君にとって足りないもの
剥がれ落ちる心に染みて痛みだした
締めつける空の色と頬をつたう君の涙だけ 脳裏に焼き付く
君に触れ 君を抱き ぬくもりや呼吸を感じ
二人の愛 答え知り 手にしたと信じていた
だけど今 君の中 苦しみや悲しみに
触れてしまった 気付いてしまった 僕はそれを恐れてたんだ
めぐりめぐる君を辿る 僕がすべて抱いてあげる
そしてここにふたりで集め咲かせよう
名も知らぬ花でもいい 枯れぬように
優しく包んでずっと咲かせる
3.ジョバイロ
作詞:新藤晴一
作曲:ak.homma
人は誰も哀れな星 瞬いては流れてゆく
燃え尽きると知りながらも誰かに気付いて欲しかった
胸に挿した一輪の薔薇が赤い蜥蜴に変わる夜
冷たく濡れた舌に探りあてられた孤独に慣れた心
舞台の真ん中に躍り出るほどの
役どころじゃないと自分がわかっている
あなたが気付かせた恋が あなたなしで育っていく
悲しい花つける前に 小さな芽を摘んでほしい
闇に浮かんだ篝火に照らされたら ジョバイロ ジョバイロ
それでも夜が優しいのは見て見ぬ振りしてくれるから
銀の髪飾り 落としていったのは
この胸貫く刃の代わりか
折れかけのペンで 物語を少し
変えようとしたら歪な喜劇になった
宇宙の広さを記すとき人は何で測るのだろう?
この想いを伝えるとき僕はどんな言葉にしよう?
あなたの隣にいる自分をうまく思い描けない
はぐれないよう 絡めていたのは指じゃなく不安だった
あなたが気付かせた恋が あなたなしで育っていく
悲しい花つける前に 小さな芽を摘んでほしい
闇に浮かんだ篝火に照らされたら ジョバイロ ジョバイロ
それでも夜が優しいのは見て見ぬ振りしてくれるから
4.痛い立ち位置
作詞:新藤晴一
作曲:新藤晴一
ねえ 純情をコインに換えて賭けさせといて ルーレットが回り始めない
期待させられた分は取り返したい あなたが全部悪いんだよ 会いたい
ねえ 怒ってるの? 着信は残ってるはず 三度目は直留守だし
ねえ 理由を教えて欲しいよ もっと叱って
何だっていいから声が聞きたい
ネイル拭い取ったこの手で触れさせて 遊び慣れた女を演じきれない
この立ち位置が痛いよ 言えずにいた想いが
今 私を責める 「このままじゃ哀しいでしょ?」
特別な存在になりたい
疲れた肌を眠らせて メイクを落として
独り寝の夜に慣れたわけじゃない
なあ どうしたんだい 街はウィークエンド
お前のこと その真ん中にいるんだろ?
そう いつだって 電話の向こうはパーティノイズ
誰彼となく誘って誘われて
ネイル拭い取った時だけしおらしく 明日には夜の光を泳ぐ
思わせぶりが手口 鋭さを増す切り口
隠せない傷口 本当は泣いてるの?
ここが迷路の入り口
タバコの灰が落ちるまで話は聞くけど
疲れたダンシングドール 独りは嫌いかい?
隠す バレる 透ける 逃す 惑う 焦る 赤? 黒?
この立ち位置が痛いよ 心がずっと痛いよ
今 あなたに聞くわ このままじゃ哀しいでしょ?
二人の距離が微妙 曝け出さない窮状
踏み込んで来た以上 このままじゃ帰せない
危うい恋が炎上
5.グラヴィティ
作詞:新藤晴一
作曲:新藤晴一
「さあ その手を離して こっちにおいでよ」
銀の空中ブランコは夜空に弧を描き揺れる
近づいては離れる あなたの手に
受け止めて欲しいのに まだ一人揺れるのはなぜ?
私を強く引き寄せる力は今
暗い闇の底に待つ地面でしょうか
息をのんで 目を閉じて 飛び出してく
この体も この胸も ただあなたに惹かれ
迷わずに行けると思うよ 両手を広げて
ねえ 三日月ライトをそっと消したら
ぎゅっと肩を抱いててね 一人落ちてしまわぬように
私を強く引き寄せる力は今
確かに感じられる心の高鳴り
この闇は 優しいカーテン つつまれて<
いつからか時間が意味をなくしていたの
一秒と千年の間に違いはなくて
永遠でなくてもいい 限りある命と
愛しい時が流れて
小さな泡になって消えていく瞬間
それさえ愛したい
この体も この胸も ただあなたに夢中
手をならして 呼び続けてね 私はここに
いつからか時間が意味をなくしていたの
一秒と千年の間に違いはなくて
6.横浜リリー
作詞:新藤晴一
作曲:ak.homma
横浜のホテルで街の灯を独り見下ろす
女は細い指でおざなりのキスの名残を拭う
港町で暮らす女に お似合いの名前だと言って
私をリリーと呼んだキザなとこも
弱いくせに馬鹿なくせに本当の男になりたいと
体に傷ばかり作ってたとこも
ここに帰って来さえすればね また愛してあげるわ
仁義なんて流行らない言葉 海に投げ捨ててよ
本牧から悪い噂が聞こえて来た時
険しい顔を見せた あなたを止める手だてすらなくて
どうせ私のこと不幸にするなら他にいい女が
出来たとかね そんな泣けるものにして
どんな嘘だって知らないふりをしてきてあげたけれど
部屋のドアを出る時の「じゃあ、また。」は嘘じゃ許さないから
汽車道の橋で欄干にのぼってみせて
果てもない夢の話 こんな結末じゃなかったはずよ
たぶんあなたのことね 私なんか忘れちゃって
震えながら泣いて泣いて引き金を握ってる
横浜のリリーは今 違う街に暮らしてる
誰も彼女の事をリリーとは呼ばない遠い街で
7.リンク
作詞:Akihito Okano
作曲:Akihito Okano
例えば僕は君を抱きしめているのに
こんなにも激しく求め合っているのに
それでも嘘だの まがいものだのって
手探りを繰り返すことに意味があるのか?
身体も心も知っているんだ
「愛」という名の心に刻まれたしるしを
僕らは今 指先でなぞるように確かめ合う
真実はこんなにも「ぬくもり」を持っていて
君と僕の繋がりを重ねた手で通わせてる
僕らは誰かに試されているのだろうか?
リアルとフェイクを塗り重ねるこの世界
流した涙も偽物とされてしまう
乾いた心の人間(ひと)ばかりだって言うけど
枯れ果てた砂漠にも花は咲いてんだ
もう僕らは騙されることはないって信じてる
悲しみも醜さもたくさん知って許してきたんだ
真実には「キレイゴト」だけじゃなく「イタミ」もある
それはきっと光への架け橋だって気がするんだ
真夜中に一人 目を閉じて呟く
「僕はここだよ。早くみつけてよ。」
僕は自分で自分は僕だってわかってるのに怖くなった
まだ君も君のこと 探しているんだ
「愛」という名の心に刻まれたしるしは
この世界を動かせるただ一つの道しるべだ
さあ僕らの新しい明日を迎えに行こう
光にかざした手を強く握って離さないで
8.m-FLOOD
作詞:新藤晴一
作曲:岡野昭仁
大人しく扉の鍵を開けろ 手荒なマネ お前にしたくない
なぁそこには何もないだろう 真っ暗で孤独な世界なんだろう
要求通りお前が望んでいる モノを全部 用意しているんだ
唸るBeat Hysteric な Guitar それに Rubber sole
聞かせてやるぜShout
10だけ数える NoかYES 決めるんだ
心の扉は自分でしか開けられはしないから
※10 9 8 7 6 答えろ 3 2 1 (Yes!)
次はその足で 大地を蹴ってコチラ側の世界 踏み出してこいよ
身を委ねて Music Flood※
銃声だ お前を狙っている 世間には敵が多いもんだ
もう一度 扉を閉じてから しっかりと鍵をかけていろ
俺達はいつも Tough でばかりいられない
心の扉を開ける時は自分で見極めろ
いつかアマテラスを誘うダンスのように厳かに
なおかつ千一夜の呪文のように示唆に満ちたサイン
お前にも聞ける
10だけ数える NOかYES 決めるんだ
最後の決め手は ビリビリした 直感に任せて
(※くり返し)
9.DON'T CALL ME CRAZY
作詞:新藤晴一
作曲:新藤晴一
悪い夢で目を覚ましたら
ベッドの下に隠れてた
もう次のヤツかい?軋むスプリング
そっと彼女の部屋を出て
ブーツの中のコイン探す
表がデビルで裏がドクロじゃねぇ…
I BELIEVE IT 待っているんだ
稲妻に打たれるような啓示を
まだ息を殺して 今に見てろ
DON'T CALL ME CRAZY(STANDING IN MY WAY)
DON'T CALL ME CRAZY
小さくマエナラエの状態で
せめて他人と距離をとる
割り込むんじゃねぇよ ルールは守れよ
LOOKING FOR IT 止んじゃいないんだ
飛べるほど鳥肌を立てる情熱を
ただこれほどまでに 塞がってる
DON'T TELL ME WHY(STANDING IN MY WAY)
DON'T TELL ME WHY
不穏に響くはこの町中 捨てられた無名の夢の喘ぎ
からすに羽奪われたまま 泣いている天使には PISTOLSを
I BELIEVE IT 待っているんだ
稲妻に打たれるような啓示を
まだ息を殺して 今に見てろ
DON'T CALL ME CRAZY(STANDING IN MY WAY)
DON'T CALL ME CRAZY
10.シスター
作詞:新藤晴一
作曲:ak.homma
東の海に舟を浮かべて誰より早く朝を迎えに
風が便りを運ぶと言うなら 僕に宛てた風は吹いていない
あなたのために祈る事なら今の僕にも許されるでしょう
流れ流れて漂う先で懐かしい日々を思い出してる
悲しみが友の様に語りかけてくる
永遠に寄りそって僕らは生きていく
数えきれない人の涙で夜明け前の海は今日も蒼い
あなたの欠けた世界は今や無秩序にただ組み立てられて
ギリリギリリと軋みながらもそれでもまた再び動きだす
この季節咲き誇る白い花を摘んで
波の間にあずけようあなたに届けばいい
いつもの様に赤い日傘を差したあなたが拾ってくれたら
鐘の音が岬を臨む教会から響く
美しいシスターの祈りを乗せ人の心にも
時間の移りを優しく告げていく
悲しみが友の様に語りかけてくる
永遠に寄りそって僕らは生きていく
西の海まで舟は流れてたそがれと一緒に沈めばいい
明日になったら会えるのかな
11.うたかた
作詞:岡野昭仁
作曲:ak.homma
夏の日に蜉蝣を見て
何故か愛しく感じた
羽音の調べは優しい子守歌に
土の中にかくれんぼ
そして地上に舞うのはわずかにして
息絶えまた土に還る
儚くも散り行く姿重なった
知らないうちにそこにあった
ただ押し寄せるあなたへの想い
胸は満ちて息が苦しい
どうか恋よ散らないでいて
還る場所はないはずだから
夜の海に光を灯す青い夜光虫
旅人が辿り行く道しるべなのか
薄明かり這いつくばっても行かなくちゃ
あなたまではひどく遠い
だけど足を止められない
道の途中は目に映らない
辿り着いた先にあなた
あなただけを捉えられたら
数多幾千うたかたと消えた想いを
空へと放って燦々と浴びてみようか
こんな気持ちを知っただけでも
幸せだと言えるのだろう
胸は爛れ締め付けられても
どうか恋を咎めないで
せめてしんと眠りに就かせて
12.ベアーズ
作詞:Haruichi Shindo
作曲:Haruichi Shindo
右翼手が平凡なフライを落っことした
2対0の試合がにわかに動き出す
勝ちを意識してた相手側のベンチが
焦れば焦るほど右翼手は慌てだす
日曜日のグランド うまくはないけれど
白熱した展開 守るも攻めるも
駆け引きだって君の方がうんと上手だからね
目を閉じてスイングした 力任せに愛してみたかった
夏の容赦ない日差しがボールと重なったら
その隙にキスを盗もう 時々はワンサイドのゲームでいいだろう
ここ一番って時に力みすぎてしまうから
目も当てれぬ失策 彼方へ大暴投
日曜日の夕暮れ 誰もいないグランドに
二人の影だけが長く伸びて
自慢じゃないけど そりゃ僕は他の誰かと比べて
特別なとこなんてない ママチャリのような男だけど
頑丈で壊れやしない愛をいつでも君へと
逆に言えば盗まれる心配さえないんだから その点は安心して
君が思うよりも ずっとずっと強くその手を握れたら
少しでいいから僕のもんって君を感じていたくて
乱暴だって痛がっても力任せに愛してみたかった
夏の容赦ない日差しがボールと重なったら
その隙にキスを盗もう 時々はワンサイドのゲームでいいだろう
13.約束の朝
作詞:新藤晴一
作曲:ak.homma
二人でコンビニ 部屋着で行けた夜
最初のデートは 背伸びしたイタリアン
こんなに近く君を感じている
頭の上でまとめた髪 濡れたまま
目を覚ましたらそこには 君がいると約束された
そんな幸せの朝を迎えに行こう
話のオチまで 耐えきれず吹き出す
それでは聞いてる 僕が笑えないよ
必死に話す君に相づちのキス
あくびを隠し君を夢へ道づれに
君の寝息首筋に感じながら午前0時に
また 新しい日付が嬉しいよ
どんな日が待っていても なにもない一日だとしても
そのスタートに二人で立てるなんてね
今さらになるけど言えなかった言葉
月に預けて 朝日に託して
目を覚ましたらそこには 君がいると約束された
そんな幸せの朝を迎えに行こう
テーブルで待っているよ 湯気の立つスープと一緒に
ちょっと寝起きの悪い 僕の恋人
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